デザイン、経営などについて今この時代に向けての思いや考えを綴ります。
POSTED ON : 2023-01-16 02:14:51
「見た目=デザイン」と思っている人も、まだまだ多いと思います。
日本では、色やカタチのことを主にデザインと呼びますが、特に欧米では見た目を作る前段階の「どうやって人の心を動かすか」などのことをデザインと呼びます。
表面的な考えは、特に日本人に多いと聞きます。
よく中身を理解せずに、表面的な判断をしていないでしょうか?
表面的な判断には、ちゃんとした理由が伴いません。
できあがったデザインについて、私はすべてにおいて理由を述べることができます。
「なぜこの色を使ったのか」「なぜこのフォントを使ったのか」「なぜこの文字のウェイト(太さ)なのか?」...etc
それは「どうやって人の心を動かすか」のさらに前段階「誰に向けてデザインをするのか...対象物のテーマや年齢層や性別や地域性などなど...」の重要性をちゃんと認識していれば、理由はおのずと述べることができます。
そこに個人の好き嫌いなどの感情は不要だからです。消費者は個人の好き嫌いなど無関心です。
技術だけがデザインではなく、見た目だけで中身が伴っていないのも真のデザインとは言い難く、そういう表面的なものはデザインと呼ばないような風習になって欲しいものです。
よく経営者が「未来をデザインする」と言いますが、それは表面的なものではなく、ちゃんと理念や信念という中身に沿って戦略を起こすことです。
表面的な人間にならないような人材教育も必要だと考えます。
企業理念や経営理念が社員の方にちゃんと共有されている企業は、おかしなことが起こりにくいし、今の時代の問題になっている事業継承も困難になりにくいと考えます。