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デザイン、経営などについて今この時代に向けての思いや考えを綴ります。

真似は恥?パクリは恥?

POSTED ON : 2022-01-24 12:24:12

デザイン




京都人の気質として「真似は恥」というものがあります。
「真似」と「パクリ」の違いは?

創作や技術などについてもそうですが、まず真似からスタートすることがほとんどです。
時間をかけて、そこから何らかの付加価値やアレンジを加えて自身のものにすることについてはそうあるべきだと考えます。
当然スタートした「真似」からレベルアップしたものになるという信念のもとに、新たなモノや創造されることはすでに世の中にあるものすべてがそういうものです。
「真似」のまま、何も考えたり手を加えないで世に出すことが「パクリ」です。

ですので、
「真似」・・・恥ではありませんが、そのままの状態で世に出すことは「パクリ」となり、恥ずべき行為で著作権侵害にもなります。

この世界の中で全くのオリジナルのものがあるのかといえば、無いのかもしれません。
例えば、音楽の世界でも幼少の頃に聞いたビートルズやローリングストーンズや好きなミュージシャンの影響を受けて...というケースが多く、その影響を受けて自身の音やリズムを創るパターンがほぼでしょう。まず真似やコピーから入るでしょう。

つまり、音楽の世界もデザインの世界も経営の世界にしても、影響を受けた誰かの創造物や思考を真似から入り、それを参考にした上で、それを上回るものを自身で考えて努力して実行することが非常に重要なことです。

「真似」のままである「パクリ」は、考えることを放棄し怠っている怠慢な行為であり、非常に恥ずべき行為だと考えます。時間的なことも含めてラクをしたいだけで、創作者や顧客や社会なども考えず、単に自分のことしか考えていないという明らかな証拠です。

私もこれまで多くパクられてきましたが(笑)、ようやくこの日本でも著作権法や知的財産法などの法整備に関する声が大きくなってきたのは良い流れだと考えます。


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