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デザイン、経営などについて今この時代に向けての思いや考えを綴ります。


  • 社会を見てこそデザイナー<内向きと外向きのバランス感>
  • スポーツと企業経営の共通点
  • 「自分ごと」として取り組んでこそ
  • DXもカタチから入ってはいけない
  • あきらめなかった者だけが残るのです
  • チェックすべきは、お客様の帰る時の表情
  • 順番を間違えないこと(カタチよりも中身が先)
  • 感覚の経営ではなく「企業の設計図」が存在しているかが重要
  • アウトサイダー(よそ者)だから気づくこと
  • 「MVV」は経営の一丁目一番地
  • 1日1ミリでいいから前へ「停滞は衰退を意味する」
  • 強いチームの作り方② 〜イエスマンだけでは「伸びしろ」は生まれない〜
  • 強いチームの作り方① 〜理念・ビジョンはチームのもの〜
  • ユーザー目線、経営目線のデザイン
  • 真のデザインは表面的じゃない
  • 理由の追求
  • リーダーシップ理論:リッカートのシステム4
  • 製品ライフサイクル(PLC)
  • 強いチームには理念がある
  • カタチには伸びしろが無い
  • 顧客満足度より、NPS(顧客推奨度)の推奨
  • ウクライナ情勢に学ぶこと
  • 「デザインごっこ」にご注意!
  • 技術やカタチだけでは話にならない
  • 経営者は未来をデザインする
  • 真似は恥?パクリは恥?
  • 経営側近にデザイナーが起用される理由
  • 商売は外を向いてするもの
  • 勝手にお客様が来るとでも
  • 経営者の仕事
  • デザインとは何か
  • 経営者の仕事

    POSTED ON : 2022-01-04 23:12:19

    経営





    さまざまな業種や業界において、経営者やチームリーダーの最も大きな仕事はほぼ同じと考えます。

    それは、未来を創るということ。
    「作る」ではなく「創る」です。モノではありませんので。

    時代は動いています...大事なのは過去ではなく、重要なのは現在(今)と未来(これから)です。
    未来に向かって進化(のびしろ)をどう描いて実行するかが重要なのです。

    そのためにも未来を創るために、理念やテーマ・コンセプトは必須であり、それに基づいた体制やコスト・スケジュールなどを考えます。

    理念やテーマ・コンセプトはいわば、その企業の「柱」であり、関わるスタッフやブレーンなど<当事者>の行動は、樹木に例えるとその柱から発生する「枝」です。
    過去に、チームづくりに際して関わるブレーンの人たちに対して、次のようなことを言ったことがあります。

    「柱(理念・テーマ・コンセプト)は絶対にブレてはいけないし、揺るがすようなこともあってはいけない。それさえ間違わなければ何をしてもいい。」

    たとえば、サービス業であれば「お客様に楽しんでいただく・満足していただく」という柱(理念・テーマ・コンセプト)があれば、どのような企画や手法を考えても用いてもかまわないという意味です。

    柱(理念・テーマ・コンセプト)は、核心であり、それに関わる<当事者>に対して明確でなければなりません。つまり、<当事者>の誰に聞いても柱(理念・テーマ・コンセプト)は言えなければいけません。もし、それが明確に言えなければその企業やチームは強くないと言ってもいいでしょう。

    とある社員の方に「あなたが働いている企業はどのような企業なの?」と問いかけて、同じ答えは返ってくるでしょうか?同じ答えが返ってくる企業やチームは魅力的で強い企業やチームだと感じることができます。

    そういう<当事者>を増やすことも経営者の仕事の一つと考えます。
    樹木に例えると、枝から得た栄養分は柱にも吸収されて、その樹木(企業)は大きく育つことができます。ですので、大きく成長するにはたくさんの栄養分が必要なのです。

    もし柱(理念・テーマ・コンセプト)が共有・共感できないのであれば、その枝は不要だと考えるしかありません。樹木(企業)本来の栄養分を得ることができないからです。

    これらの考え方は、デザイン思考の考え方です。
    本来、真のデザインもテーマ・コンセプトがなければデザインをすることはできません。

    デザインに関して「なんでもいいからデザインしてみて。そこから考えよう。」と言われることもたまにありますが、それは「なんでもいいから家を作ってみて。そこから考えよう。」と同じことです。(笑)

    もしテーマ・コンセプトを考えることを面倒なことと考える人がいるのであれば、それは経営や商売のことがまったく理解できていない人のセリフだと思います。樹木(企業)のことよりも自身のことしか考えられないのだと見られてしまいますのでお気をつけください。

    ですので、経営者は未来を創るために柱(理念・テーマ・コンセプト)を明確に立ち上げていなくてはいけないのです。

    柱といえば...アニメ「鬼滅の刃」においての「柱」も鬼を倒すという揺るぎない意志を持つという、同じ意味合いを感じますがどうでしょうか(^_^)


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