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デザイン、経営などについて今この時代に向けての思いや考えを綴ります。


  • 社会を見てこそデザイナー<内向きと外向きのバランス感>
  • スポーツと企業経営の共通点
  • 「自分ごと」として取り組んでこそ
  • DXもカタチから入ってはいけない
  • あきらめなかった者だけが残るのです
  • チェックすべきは、お客様の帰る時の表情
  • 順番を間違えないこと(カタチよりも中身が先)
  • 感覚の経営ではなく「企業の設計図」が存在しているかが重要
  • アウトサイダー(よそ者)だから気づくこと
  • 「MVV」は経営の一丁目一番地
  • 1日1ミリでいいから前へ「停滞は衰退を意味する」
  • 強いチームの作り方② 〜イエスマンだけでは「伸びしろ」は生まれない〜
  • 強いチームの作り方① 〜理念・ビジョンはチームのもの〜
  • ユーザー目線、経営目線のデザイン
  • 真のデザインは表面的じゃない
  • 理由の追求
  • リーダーシップ理論:リッカートのシステム4
  • 製品ライフサイクル(PLC)
  • 強いチームには理念がある
  • カタチには伸びしろが無い
  • 顧客満足度より、NPS(顧客推奨度)の推奨
  • ウクライナ情勢に学ぶこと
  • 「デザインごっこ」にご注意!
  • 技術やカタチだけでは話にならない
  • 経営者は未来をデザインする
  • 真似は恥?パクリは恥?
  • 経営側近にデザイナーが起用される理由
  • 商売は外を向いてするもの
  • 勝手にお客様が来るとでも
  • 経営者の仕事
  • デザインとは何か
  • ユーザー目線、経営目線のデザイン

    POSTED ON : 2023-04-04 15:28:40

    デザイン





    あらゆる仕事について言えることですが、そもそも「誰のために」「何のために」仕事をしているのか?
    お給料が貰えるから「自分のため」に仕事をしている...間違っていません、ある意味正解です。

    しかし、それだけだと、社員の方にとって社員ではないアルバイトやパートさんと同じ思考になります。
    もし、会社内で経営者から何らかの肩書きを付与されていたり、広報や営業企画やデザインなど外向き部署の仕事をされているのであれば、その仕事中においては「自分のため」の順番が最初であってはならないと考えます。
    そのアルバイトやパートさんであっても、時に良かれと思われて、よい提案や提言をいただくことがあります。
    その提案や提言は、その時は「自分のため」という順番よりも、「ユーザー(顧客)のために」「会社のために」が最優先の順番になっている時です。

    <自分のため=私利私欲>は、誰でも持っている意識であり、無い方が異常かもしれません。
    しかし、それは持っていたとしても、人に見せるものではありません。
    もし、それが露骨に見えてしまったら周りが引いてしまうかもしれません。

    経営に結びついているとも言われている「デザイン」についても同じことが言えます。
    特に商業デザインにおいては、それは見る人に対しての最速コミュニケーションとなりますので、「どうやって理解してもらうのか...」「どうやって見る人の心をくすぐるのか...」などがテーマとなり、主語は「自分」ではなく「デザインを見る人」です。ターゲットの性別や年齢層や地域性や今の時代のトレンドなど...を前提にいろいろ考えなくてはなりません。
    そもそも、「自分」という個人の好き嫌いなどの好みは、ユーザー(顧客)にとっては何の興味もありません。
    そして、ユーザー(顧客)に対して「デザイン」というコミュニケーションをとり、それがユーザー(顧客)のアクションに結びつき、売上や利益の上昇や成功につながれば...という「経営目線のデザイン」ストーリーを前提に考えなくてはいけません。

    つまり、「自分」の存在や考えを消すのではなく、その時の「自分」の主観の順番を変えることです。

    デザイン経営やデザイン思考の、根本的な柱とも言うべき考え方を述べました。

    デザイン経営やデザイン思考においては、中身を見ずに表面的に判断することも、感覚だけで判断することもNGとなります。


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