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デザイン、経営などについて今この時代に向けての思いや考えを綴ります。


  • 社会を見てこそデザイナー<内向きと外向きのバランス感>
  • スポーツと企業経営の共通点
  • 「自分ごと」として取り組んでこそ
  • DXもカタチから入ってはいけない
  • あきらめなかった者だけが残るのです
  • チェックすべきは、お客様の帰る時の表情
  • 順番を間違えないこと(カタチよりも中身が先)
  • 感覚の経営ではなく「企業の設計図」が存在しているかが重要
  • アウトサイダー(よそ者)だから気づくこと
  • 「MVV」は経営の一丁目一番地
  • 1日1ミリでいいから前へ「停滞は衰退を意味する」
  • 強いチームの作り方② 〜イエスマンだけでは「伸びしろ」は生まれない〜
  • 強いチームの作り方① 〜理念・ビジョンはチームのもの〜
  • ユーザー目線、経営目線のデザイン
  • 真のデザインは表面的じゃない
  • 理由の追求
  • リーダーシップ理論:リッカートのシステム4
  • 製品ライフサイクル(PLC)
  • 強いチームには理念がある
  • カタチには伸びしろが無い
  • 顧客満足度より、NPS(顧客推奨度)の推奨
  • ウクライナ情勢に学ぶこと
  • 「デザインごっこ」にご注意!
  • 技術やカタチだけでは話にならない
  • 経営者は未来をデザインする
  • 真似は恥?パクリは恥?
  • 経営側近にデザイナーが起用される理由
  • 商売は外を向いてするもの
  • 勝手にお客様が来るとでも
  • 経営者の仕事
  • デザインとは何か
  • 顧客満足度より、NPS(顧客推奨度)の推奨

    POSTED ON : 2022-06-24 09:48:33

    経営




    NPS(顧客推奨度<ネット・プロモーター・スコア>)は2003年、アメリカの経営学史に論文が登場し、欧米では経営指標の一つとして採用されています。2014年頃から、日本でもNPSを取り入れる企業が増えてきました。

    これまでも、そして今も<顧客満足度>ということを重視している企業・店舗が多いのですが、
    アンケートなどで「とてもよかった」「とても悪かった」という問いでは、やさしい日本人の気質で気を使って高めに答えてしまう傾向があります。
    果たしてそれを経営判断の一つとして鵜呑みにしていいのか...?

    それに対して、「おすすめできるのか?」という問いには、まだ正直に答えやすいというバイアス(傾向)が期待できます。

    NPSでは、どれだけ周囲の人におすすめしたいかだけを調査します。
    例えば「あなたは***を、親しい友人や同僚にどの程度おすすめしたいですか?」という問いに0から10までの11段階で答えていただきます。

    0-4は強批判者、5-6は弱批判者、7-8は中立者、9-10は推奨者
    推奨者(9-10)の割合から批判者(0-6)の割合を引いた割合がNPS(顧客推奨度)です。
    例えば10人中、9点以上が6人なら推奨者は60%、6点以下が2人いれば批判者は20%、NPSは+40となります。





    今の時代、新規顧客を得ることが難しくなってきていますが、新規に顧客を取得することに加えて、既存顧客(ファン)の価値を高めて、さらにコアなファンを広げて層を厚くするという戦略に向けて重要な指標となります。

    一般的に「ニッパチの法則」といって、上位2割の顧客が売上の8割を占めるという法則があります。
    さらにNPSが12ポイント上昇すると、企業の成長率は2倍と言われ、NPSが向上すると企業成長率も連動すると言われています。
    そのNPSを経営指標として重視する企業が増えてきているのが現状です。

    ちなみに、アメリカ有名企業のNPSは以下の通りです。
    ・コストコ(百貨店)・・・NPS 77%
    ・アメリカンエクスプレス・・・NPS 41%
    ・Google・・・NPS 53%
    ・Facebook・・・NPS 53%
    ・Amazon・・・NPS 70%
    ・Apple・・・NPS 72%


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