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デザイン、経営などについて今この時代に向けての思いや考えを綴ります。

経営側近にデザイナーが起用される理由

POSTED ON : 2022-02-17 02:25:34

経営




昨今、大手企業を中心にデザイナーやデザイナー出身者を内部や外部からも経営サイドに就任させる企業が増えて、報道されていたりもします。
経済産業省も推進している「デザイン経営」の意識が拡がっていることを意味しているのでしょう。
CEO(Chief Executive Officer 最高経営責任者)というポストがあるように、CDO(Chief Design Officer 最高デザイン責任者)という経営ポストのある企業もあります。

まず日本国内でデザインといえば色や形や意匠設計のみと考えられていることが非常に多いのですが、海外(特に欧米)でデザインといえば生きざまや経営のことをいうケースもあります。

そもそもデザインは、人のために心に何らかの印象やインパクトを与えて、購買行動など何らかのアクションを期待するための表現であると考えます。

ということは、当然として経営目線を持っていることが大前提です。
なぜならば「誰のために」「何のために」という大義でデザインを実行するのかを考えるからです。

そういう思考で「人間中心」「未来思考」などを考えることができるのが真のデザイナーだと考えます。

テクニック技術だけ、もしくは承認されるためだけに指示されたことしかやらない...などの視野の狭い行為は、それはデザインではないと考えます。

自身の主観を捨て、時代を考え消費者や社会のために...それがのちに企業やチームのためになるという順番で考えることが、経営そのものに直結するデザイン思考です。

これからの社会における企業の未来をどう描くのか、そのためにどういう体制を取るべきかを描き、どういうコストバランスでプロジェクトを描くのか、などの思考を内部からも外部からも両方の目線で考える経営目線。

それが経営サイドにそういう真のデザイナーが起用される理由だと考えます。

つまり、固定観念のない視野の広い人物、バランス感のいい人物、創造性のある人物、主観を後回しにできる人物、ちゃんと世界を見ている人物、コミュニケーション力のある人物...などが適任と考えます。


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