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デザイン、経営などについて今この時代に向けての思いや考えを綴ります。


  • 社会を見てこそデザイナー<内向きと外向きのバランス感>
  • スポーツと企業経営の共通点
  • 「自分ごと」として取り組んでこそ
  • DXもカタチから入ってはいけない
  • あきらめなかった者だけが残るのです
  • チェックすべきは、お客様の帰る時の表情
  • 順番を間違えないこと(カタチよりも中身が先)
  • 感覚の経営ではなく「企業の設計図」が存在しているかが重要
  • アウトサイダー(よそ者)だから気づくこと
  • 「MVV」は経営の一丁目一番地
  • 1日1ミリでいいから前へ「停滞は衰退を意味する」
  • 強いチームの作り方② 〜イエスマンだけでは「伸びしろ」は生まれない〜
  • 強いチームの作り方① 〜理念・ビジョンはチームのもの〜
  • ユーザー目線、経営目線のデザイン
  • 真のデザインは表面的じゃない
  • 理由の追求
  • リーダーシップ理論:リッカートのシステム4
  • 製品ライフサイクル(PLC)
  • 強いチームには理念がある
  • カタチには伸びしろが無い
  • 顧客満足度より、NPS(顧客推奨度)の推奨
  • ウクライナ情勢に学ぶこと
  • 「デザインごっこ」にご注意!
  • 技術やカタチだけでは話にならない
  • 経営者は未来をデザインする
  • 真似は恥?パクリは恥?
  • 経営側近にデザイナーが起用される理由
  • 商売は外を向いてするもの
  • 勝手にお客様が来るとでも
  • 経営者の仕事
  • デザインとは何か
  • 強いチームの作り方① 〜理念・ビジョンはチームのもの〜

    POSTED ON : 2023-05-01 08:42:48

    経営





    チームとは「共通の目的や達成すべき目標のために活動をともに行う集団」のことです。
    スポーツの場合は非常にわかりやすく「勝つために」「優勝するために」といった目的や目標のために心を集めて戦う集団ということになり、そのために個々が技術を磨いたり、トレーニングをしたりします。

    企業や、何らかのプロジェクトを行う集団も<チーム>という考え方になります。

    スポーツのように競技や大会があるわけでもなく、わかりやすく勝敗がつくわけでもありませんが、「共通の目的のために活動をともに行う集団」という意味では全く同じです。

    その共通の目的とは、企業であれば理念やビジョン、プロジェクトの場合はテーマやコンセプトということになります。

    経営者やチームリーダーが掲げた理念やビジョンまたはテーマやコンセプトといった<旗印>のもとに、売上や利益を伸ばすためだったり、何らかの成功に向けてのアクションを起こしたり、そのための人材教育・業務教育なども行わなければいけません。

    重要なのは、リーダーはその目的を明確にチーム全体に示して理解させなくてはいけないということです。そしてチームが目的からブレていないかのチェックも行わなくてはいけません。

    理念・ビジョンなどは経営者やリーダーが掲げますが、それは決して経営者だけのものではなく、掲げてしまえばそれはチームのものです。リーダーや経営陣・上層部だけが認識しているというケースもよく見受けられますが、良いことではありません。

    チーム全体で共通の目的や目標に向かわなければいけないので、理念・ビジョンの全メンバーへの共有・共感そして理解することは必須であると考えます。全メンバーが“当事者”だからです。


    もし、理念やビジョンをチームに示さなかったらどうなるのか...
    それは「寝耳に水で人の心が離れる」ということになりかねません。

    企業を<船>に例えると、船長(経営者)だけが行き先を知っていて、船員(社員・スタッフ)はどこへ向かうのかも分からないままに言われるがまま働いているという構図です。

    もし、理念やビジョンが共有されていなかったら“当事者”であるはずのチームのメンバーの仕事やアクションがどんどん<他人事>になってしまうという危険性があります。

    共有されないメンバーは“当事者”扱いをされていないと感じてしまうことで<何のために働いているのか>という本来の目的を見失ってしまい、「聞いていないからいいか...」「怒られないように仕事しよう...」「まぁお給料もらえるから...」「私は悪くないよね...」などといった、自己保身のスパイラル思考に入りかねません。

    理念・ビジョン、テーマ・コンセプトという目的を“当事者”である全メンバーが共有・共感できるようにし、ブレていないかのチェックをすることがチームづくりの根本であると考えます。

    すべてはそこからスタートといってもいいのではと考えます。

    好きなことや得意なこと、目先のことや業務的なことに優先的に走りがちですが、まずは根本的な方向性を決めてから始めるべきであって、せっかくの好きなことや得意なこともテーマや方向性からズレてしまっては本末転倒です。すべてのアクションは理念・ビジョンありきで進めるべきです。

    理念・ビジョン、テーマ・コンセプトという目的をきちんと決めることで、行き当たりばったりなことにもなりにくく、人材の育成や現代の課題でもある事業承継の問題解消にもつながることと考えます。


    「あなたの会社はどういう会社?」「このプロジェクトのテーマ・コンセプトは?」などといった質問が飛んできた場合に、同じ答えを返せるチームは強くなれるチームだと考えます。


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